ご購入の前に

手染め毛糸の特性について

コラート毛糸は一人によって一点一点手作業で染めています。よって、大量生産型の設備と管理の行き届いた工場で染められた市販毛糸と比較した場合、違いが出てきます。
手染めならではの良さがありますので、ご購入検討前にご理解いただけたらと思います。

色味
市販品毛糸でも生産ロット違いによる色味が多少ありますが、手染めは同ロットといっても数かせ程度です。コラート毛糸は単色染色のものはなく、同系色であっても複数色をまだらに色入れしています。よって、ロット違いによる色味違いというよりも、毛糸にのった色の濃淡やむらが出やすくなります。これを編み上げると、予想もしなかった色模様が現れます。これが手染め毛糸ならではの面白さだと思っています。

色落ち
動物繊維の性質上、濃色の手染めに関しては、洗濯の際多少色落ちする可能性があります。しかし、コラート毛糸では染色後の洗浄は、繊維に入り込まなかった染料の除去を水がほぼ透明になるまで実施し、出荷前には独自の色落ち検査をしています。酸性染料がほぼ確実に繊維に染まるように温度、助剤、定着剤の使用を記録、管理しています。ただ、編み上がった後の最初の洗濯では単独洗いしていただき様子を見てもらえたらと思います。

においについて
染色の定着剤として酢を使用しています。お手元に届いた時にまだにおいが残っている場合がありますが、自然と無くなります。